向田邦子ほど言いえて妙な香り、匂いの表現をしている作家がいるであろうか。墓碑にこんなことが書かれているという記事を読んだ。
花ひらき、はな香る 花こぼれ、なお薫る
向田氏は香水が好きであったという。きっと嗅覚にも優れていた方であろう。
ー寝ぐさいーこんな匂いの表現を見つけたとき凄いと直感した。