自然が恋人

寺田寅彦は物理学者にして漱石の弟子であり、じつに興味深い言葉を多く残している。不思議にもこの方の生きた時代はフランスのモード、香水、文学においてもいまだに多くの知識の宝を提供してくれている。両国とも何故この時代に一致しているのか。

寺田寅彦はー科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである。ーこの抜粋はある記事の中から見つけたものであるが自然の中の香り、匂いを研究していく毎日の中で、実感している。確かにそっと香りの秘密を教えてくれる仕組みはまるで妖精を恋人としているようである。

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